臨済宗での、葬儀の流儀及び特徴 - お葬式マーク

臨済宗での、葬儀の流儀及び特徴

葬儀は、死者を弔う儀式であり、葬式をする際には厳粛な雰囲気が漂います。葬式会場は、無彩色の内、最も明度が低い黒が基調となっており、参加する際に着用する礼服は黒となっています。日本においては、葬式では死者を火葬するのが一般的な考えとなっています。

 火葬が主流となっていますが、イスラム圏では土葬が礼儀となっています。また、日本では、宗派によって葬式の流儀等に違いがあります。臨済宗(禅宗の一種であり、平安末期から鎌倉時代に興起された鎌倉仏教の一種。

仏教の始祖、ゴータマ・シッダールタの教えを大切にしています。別名は、仏心宗)の場合、本尊が何かは固定されていないそうです。 仏心宗でいう葬式とは、「死者に対しては、死後の冥福を祈願するための厳粛な儀式」と定義されています。

故人と告別することは、遺族にとっては死と向き合う事であり、生きている事を真剣に考える機会とも言われています。仏心宗では、戒名は「在家で逝去された場合、導師から授かるもの」となります。院号は信士、居士、大姉、信女、等が在ります。

 焼香をする場合、仏前に合掌礼拝をします。抹香を軽く抓み、香炉にくべることになります。そして、もう一度、仏前に合掌礼拝をします。焼香は、1回とするのがこの宗派では礼儀となっています。経典では、般若心経、観音経、金剛般若経、等が読まれます。因みに、臨済宗は、中国の達磨大師が本家となっており、同宗の寺院では達磨大使の像が右側に置かれています。